蒸し生姜と生の生姜の違い

中医学では生のものをショウキョウ(生姜)としますが、日本の漢方では蒸して乾燥させたものを乾姜と呼びます。漢方では、単に乾燥した生姜であればショウキョウとなります。違いは、乾燥させたほうが発汗や解熱の作用が強いということです。体を即効的に温めるときには、蒸し生姜が原料の乾姜を用いるのが効果的であります。

                                              
生の生姜は、香りが強いというのが最大の特徴です。乾燥させてしまえば、爽やかな香りではなくなります。日本においては、冷奴などの薬味としてお馴染みです。また、体を冷やす作用のあるキュウリなどの料理と一緒に使うことで、体の冷えを予防することもできます。
                                              

乾燥させたショウキョウ末は、葛根湯などの原料になります。ショウキョウ末は漢方薬でありますが、同時に料理にも使えるスパイスでもあります。ショウキョウの起原植物である生姜は、ショウガ科の植物です。日本では高知県が名産地として知られます。日本で独自な発展を遂げた漢方の世界では、最も重要な起原植物の一つであります。中華料理では、香味野菜として頻繁に使われます。また、日本の民間療法では、摩り下ろした生姜を使う生姜湯が風邪を引いたときに飲まれます。そのほか、甘酒に入れて飲むこともあります。